資生堂が1800億円で買収、米ベアエッセンシャルの実力
同じモールの中にあるセフォラの小売店に入る。40台後半と思しきサラが60ドルのスターターキットを買っていた。「肌が敏感な娘のため」という。サラ自身、3年前からファンデーションを使っており、「洗顔を忘れて、着けたまま寝ても大丈夫」な点が気に入っているという。
■セフォラ内で販売される製品
オークリッジ・モールから車で北上すること30分。ヴァレー・フェアという高級ショッピング街へ。このモールの2階にセフォラの化粧品自動販売機がある。その中にベア社のファンデーション、口紅、アイライナーのセット等が30ドル前後で売られていた。
ここは化粧品メーカーのブティック激戦地で、マックスファクターやランコムなどが、ベアエッセンシャルと同じ1階にある。水曜の夜8時台のベアエッセンシャルには、ランコムより来客数が多く、マックスファクターより少ないが、年代は若い層が多かった。
28歳のミッシェルは「約7年前からネットのバナー広告で知り、雑誌の記事を読んでベアエッセンシャルを使い始めた」。同店員の話によると購買層は「若い人ばかりでなく68歳の方も」おり、広範囲という。