ジェネラリストは不要? 世銀の採用基準とは まさに最前線、アフリカの脆弱国家を救うために戦うナナロク世代

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それよりも、しっかりとしたアカデミックなバックグラウンドを持つこと、どういった専門性があるのか、ということが重要です。さらに、どういう経験をし、どんな成果を上げてきたのか。また、どういう失敗からいかなる教訓を得てきたのか、などのほうがよほど大きく評価されます。

採用部署を「ほう」と言わせるものを持っているか、という意味では、才能よりも、経験やスキルをどれだけ自分が身に付け、それをどれだけ価値化できるか、ということのほうが大事だと信じています。

私の経験上、自分の人生の暗転となる時点で自分がどうありたいか、という指針をある程度思い描き、キャリア形成の過程で「ストーリーライン」を作っていくことが大事なように思います。

他方、方向転換をすることはいつでもいくらでもできるし、柔軟に軌道修正をしたり、 直感で進んで行くこともあるでしょう。その時々の環境で、精いっぱい努力することを忘れず、あくまで自分がよしとする先へと歩みを進める、これが肝心なのではないでしょうか。

インタビューを終えて

長木さんからは、自分に課せられた使命を遂行していく、強い信念を感じる。世界の片隅の、厳しい環境下で働くことは、並大抵の情熱ではできないことだろう。

しかし、世界銀行でのポストを得るためには気持ちだけではなく、前提となる高い語学力、確固たる専門性、また、時に自分を引っ張り上げてくれるネットワークが必要で、彼女はこの点においても努力を惜しんでこなかった。

天才と呼ばれるような、才能ある人がたくさんいる中で、自分独自の価値を見いだし、ひたすら努力する。そうすることで、自分の思い描いてきた夢が、少しずつ形になってくる。そんなことを、長木さんの半生はまざまざと教えてくれるのであった。

石崎 弘典 インド進出コンサルタント

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いしざき ひろのり / Hironori Ishizaki

東京大学文学部フランス語フランス文学専修卒業、米国公認会計士試験合格。
在学中は休学して、パリ大学ソルボンヌに留学、音楽を中心にフランス文化を学ぶ。
現在は、インドの大手会計事務所に勤務し、日系ほか外資企業のインド市場進出支援を、税務・法務・財務の観点から行っている。インドビジネスに関する知識を活かし、メガバンクなど(みずほ、政策投資銀行)が発行するビジネスジャーナルへの寄稿、また政府系機関(JETRO)や外資系銀行(HSBC)などが主催するセミナーへもスピーカーとして登壇している。本業の傍ら、横浜シンフォニエッタ(オーケストラ)の海外事業アドバイザー等、芸術と社会をつなぐエージェントとしても活動している。
 

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