「FF7リメイク」遊んで感じたたった1つの違和感

あえて作品のリアリティ削いだのは意図的か

FF7Rは、旧作をどのように進化させたのだろうか? やはり最も大きく変わったのはグラフィックである。

旧作の誕生から20年以上の歳月が経ち、ゲームのグラフィックは大幅に進化した。もはや実写と遜色のないCGはどのゲームでも当たり前になった。旧作では落差の激しかったムービーとプレイ画面の差も、「ムービーでは綺麗になびいていた髪の毛が、実際のプレイ画面ではなびかない」くらいにしか感じなかった。

本作では舞台となる「ミッドガル」という架空の都市の描写に力を入れており、それがFF7Rの魅力につながっている。

ミッドガルは世界一の商業都市。富裕層や新羅カンパニーの上級社員が暮らす上層部はいかにも整然とした綺麗な町並み。一方で、主人公のクラウドたちが暮らす下層のスラムは雑然とした雰囲気が際立つ。上層部はきれいだがなんとなくよそよそしく、スラムは汚いが生活感にあふれていてなじみやすい。

『FF7R』の特徴

ストーリーシステムはチャプター制を採用。初回プレイ時には最初から最後まで順番にプレイしなければならないが、一度ゲームをクリアすると、好きなチャプターを選んで遊ぶことができる。

「基本的には一本道」という日本のRPGの特徴を踏襲しながらも、あとからプレイし直すこともできるため、アイテムの取り逃しや、クエストのやり忘れなど取り返しのつかない要素がないようにしている。

初回プレイでは取り逃しなどを気にせず世界を探訪し、物語を深掘りするサブクエストやシナリオ分岐部分などはチャプターセレクトを用いて楽しむ。ゲーム初心者であっても、FF7Rの世界を堪能しやすい作りとなっている。

戦闘システムはアクションバトル方式を採用。旧作では「アクティブタイムバトル」という戦闘方法が採用されていた。これはFFシリーズではおなじみの「素早さなどのステータスによりゲージが徐々にたまり、ゲージがいっぱいになった時点で行動を選択できる」という方式である。

これがFF7Rではスティックで自由に移動し、ボタン操作で武器を振るうアクションバトルとなり、「攻撃や防御などを行うとゲージがたまり、一定のゲージを貯めると、特殊攻撃や魔法やアイテムなどが使用できるようになる」という方式に変化している。

うまく攻撃をヒットさせたりガードしたりしながら戦略を立て、ためたゲージを有効に利用しないとHPの回復すらままならないという、緊張感ある戦闘を楽しむことができる。

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