「安さがウリの会社」ほど実はファンが少ない訳 iPhoneが高額でも売れまくるのはなぜか?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

最近ではSNSが発達し、YouTubeやInstagramやTwitterなどを利用してお客さん側から発信できるため、よりその傾向は顕著になっています。お気に入りの商品やブランドを紹介している投稿を目にする機会も多いと思います。企業側としては、より発信力の高いお客さんがファンになることで、広告宣伝費をかけずにブランド力を高めることができるのです。

したがって現代では、お客さんと上手に関係を構築し、共にブランドを創り、ロイヤルティー(お客さんのブランドへの愛着・忠誠心)を高めていくことが、ブランディングにおいてポイントとなっています。

いい棚に置かれやすい

メリット4:取引先との交渉で有利になる

ブランドの力は、取引先との交渉でも有利に働きます。ブランド力のある商品やサービスは、ブランド力がない商品やサービスと比べてよく売れるので、取引先にとってもたいへん魅力的です。だから、よりよい条件で交渉しやすくなるのです。

ショッピングモールにテナントを入れる場合、集客力のあるユニクロや無印良品は、ほかのテナントと比較すると有利な条件で入れると想定されます。スーパーやドラッグストアでも、ブランド力がある商品のほうが売れるので、そういった品から店頭の棚のいいところに並びます。ブランド力がないと競合の商品に負けて、どんどん棚の隅に追いやられ、しまいには店頭に置いてもらえなくなってしまうでしょう。

メリット5:従業員も売りたくなる

ブランド力があると、従業員もモチベーションが上がって積極的に売るでしょう。営業や販売店舗の従業員はお客さんに直接、接することが多いため、彼らがそのブランドを好きかどうか、影響はより大きいと言えます。

次ページブランド刷新を機に、従業員もやる気に
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事