お金が「貯まる人」「貯まらない人」の決定的な差 「貯蓄ゼロ」の新入社員が夢の「大金持ち」に!?
ケイ:簡単に言おう。人生のお金との付き合い方でいちばん大切なのは「明るい未来や豊かさをどれだけ意識できているかどうか」ということだと僕は思っている。「本当にワクワクすることにお金を使っているか」とも言えるね。
「人的資産」と「金融資産」をしっかりイメージする
姫野:え? ワクワクすることにお金を使う? いったいどういうことですか?
ケイ:「お金が貯まる人」は、いつも長い目で見た明るい未来に向かっているんだ。そして、自分だけでなく社会全体を成長させ、豊かにする姿勢でお金と付き合っている。「貯まらない人」はその反対で、人を蹴落としてでも、いますぐお金持ちになりたいと考えている。投資でいえば、ギャンブルまがいの短期投資で儲けたいというような腹黒い考え方かな。こういう違いこそが、将来お金が貯まる人になるか、貯まらない人になるかの決定的な違いだと思っている。
姫野:ふむふむ。私の周りでも、前向きな考えでみんなに気を配れる人には、友人が集まっていきますね。反対に目先の損得を考えてばかりの腹黒い人からは、人が離れていきます……。
ケイ:貯まる人のキーワードである「自分と社会の成長と豊かさ」を、「投資」という切り口で考えてみよう。長い人生で「自分とお金」を考える軸となるのは、2つの資産をしっかりイメージすることなんだ。
姫野:2つの資産ですか?
ケイ:そう。「人生とお金」の幹になるのは次の2つ。
②お金の資産である「金融資産」(持ち家なども含めて考える)
ケイ:この2つをしっかり理解すると、人生でお金に悩んだり振り回されたりするようなことは減るだろう。大事なのは、人生の主役はあくまで①の自分自身(人的資産)であり、②のお金(金融資産)は脇役という視点だ。
姫野:これは、②にあたる銀行口座にある預金や持ち家という資産だけを考えてお金の投資(金融商品選び)をスタートすると、人生のポートフォリオ(真のバランス)という視点で大きな間違いをしてしまう……というやつですね。
ケイ:そうなんだ。「①人的資産」は、将来の自分が稼ぎうる給料や、国や企業から受け取る年金、失業保険や生活保護なども織り込んだ金額になる。だから若い世代の人的資産は何億円というものすごい額になるし、65歳で引退した人であっても、年金額を考えれば何千万円にもなる。
姫野:この先の平均年収500万円として、民法の計算式なんかを参考にすると……。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら