渡部、東出、優樹菜、2020年不倫芸能人の共通点 自分だけでは気づけない、隠し切れない危うさ
そんな不安やコンプレックスを埋めたい人ほど目をつけるのは異性関係。異性から求められることで自信を得て、それによって不安やコンプレックスを軽減させ、全能感を得ようとするのです。あなたの周りには、一度にしゃべる言葉数が多い人、まくしたてるようにしゃべる人、しゃべったあとに「うんうん」「そうなんだよ」と自ら肯定する人はいないでしょうか。これらはすべて「不安やコンプレックスがあり、それを自分の存在を誇示することで打ち消したい」という気持ちの表れなのです。
実績ではなくスキルを評価されているか
3人の不倫が発覚したとき批判の声が激しかったのは、「夫妻と同業の若手女性と長年にわたる不倫」「多目的トイレを不正使用」「複数の異性と関係」というたちの悪さによるところは間違いないでしょう。
ただ、その批判をさらにエスカレートさせたのは、世間の人々から本人の予想以上に本業を評価されていなかったこと。アンチを中心に「もともとたいしたことなかった」「いなくなっても問題ない」などの厳しい声が飛び交い、逆に「惜しい」「待っている」という声があまり出ていないことがそれを物語っています。
これはビジネスパーソンも同様であり、たとえば、あなたが不倫や他の不祥事を起こしてしまったとき、上司や同僚から「あいつはいなくなっても問題ない」と言われるのか、それとも、「干してしまうのは惜しい」と言われるのか。その分かれ目は、ある程度の人間性さえあれば、「信じてもらえるスキルがあるかどうか」なのです。
不倫のような不祥事を起こす人は、それが発覚したとき、「自分には実績がある」という自負を拠りどころにしがちですが、これは大間違い。不祥事を起こしたとき、「これまでの実績は会社(芸能事務所)や同僚(共演者)などがあって得られたもの」とみなされやすく、自分だけの評価には直結しづらいところがあります。また、「その実績は過去のものにすぎず、今後は実績をあげられないだろう」と思われないことも重要です。
やはり不祥事を起こした際のセルフフォローとなるのはスキル。「こんなに実績を作ってきたじゃないか」「会社に貢献してきたのに厳しすぎる」と口にしたところで、それはスキルを認めてもらえなかったことを喧伝しているだけなのです。
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