「田中みな実」驚異的なビジネスセンスの秘訣 キャラ立ち、身の振り方が抜群で意思も強い

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これは芸能界だけでなくビジネスシーンでも同様で、成功者や能力の高い人ほど「忘れっぽい」「妻に叱られてばかり」「太っている」「毛髪が薄い」などの自虐エピソードを持っているもの。それらを自ら口にすることで相手に与える印象のバランスを取っているのです。このようなバランス感覚も、田中さんが不必要に攻撃されることなく、今なお成功を重ねていける1つの要因になっているのではないでしょうか。

美人女優の中に入って際立つ美しさ

さらに田中さんは2019年2月から演技の仕事もスタート。デビュー作となった「絶対正義」(フジテレビ系)ではプロデューサーと不倫関係にある女優を演じ、第1話からいきなり激しいベッドシーンを見せるなど、演技の仕事に挑む気合をわかりやすい形で見せました。

田中さんは山口紗弥加さん、美村里江さん、片瀬那奈さん、桜井ユキさんと同級生の役を演じていましたが、これらの美人女優たちと並んでも美貌で負けていないことを証明。その後も、「ルパンの娘」(フジテレビ系)では深田恭子さんの敵役になり、「モトカレマニア」(フジテレビ系)では新木優子さんに次ぐ2番手のポジションを務めました。

「美しさでは芸能界最高峰」と言われる女優たちの間に自ら入っていくことで、自らの武器である美しさへの評価をワンランク上げたのです。実際、女優業への進出によって美容関係のCMや女性誌の表紙などが増えたことが、美しさへの説得力が増したことの裏づけと言えるでしょう。

田中さんは女優業に初めて挑むとき、「30歳を過ぎて、真新しい分野に挑戦できることはなかなかない」とポジティブな気持ちを明かしていました。それは偽りのない本音なのでしょうが、ビジネスセンスのある彼女が「美人女優たちの間に入ったら私はどういう風に見えて、どういう評価につながるのか」とまったく考えなかったとは思えません。むしろ、「美人女優たちの間に入っても『美しい』と言ってもらえるように頑張ろう」というモチベーションにつながったのではないかと推察してしまいます。

ここまでの足取りを振り返ると、TBS時代のぶりっ子キャラも、フリーアナになってからのあざとい女キャラも、闇キャラも、美のカリスマも、田中さんはずっとビジネスとして制作サイドや世間の人々から求められるものを演じてきたのでしょう。サービス精神旺盛で、「求められた役割をストイックに演じ切れる」「『仕事相手の求めに乗ってみよう』というノリのよさがある」、田中さんの女優業が成功するのは当然なのです。

また、バラエティタレントに終わらず、フリーアナとしての存在感を大切にしていることも、ビジネスセンスを感じさせる1つの要因。「ジョブチューン」「有吉ジャポン」などMCとして出演しているときは、あざといキャラも闇キャラもほとんど出さずに進行役をまっとうしているのですが、他の活動と比べて地味に見えるその姿が彼女の評価を揺るぎないものにしています。

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