年収ダウンはあと数万円が限界?--ビジネスパーソンの就業意識調査

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これを年齢別に比較すると、「定年まで」の割合は20代で16.8%、30代は26.6%、40代は44.1%と、40代までは年齢上昇と共に高まっているが、50代では26.7%と急激に落ち込んでいる。

50代においては「10年以内に転職する可能性がある」割合は、約6割(60.2%)にも及んだ。不況期の渦中にあって、雇用の先行きに不安を感じている中高年層が多いことがわかる。

人間関係よりも会社の将来を優先

企業で働くビジネスパーソンは、どのような境遇になったら転職を考えるのだろうか?

想定される状況について複数回答形式で質問したところ、全体で最も多かったのは「会社の将来に不安を感じた時」で約半数(49.7%)を占め、次いで「会社の処遇・勤務条件が悪いと感じた時」(49.0%)、「仕事にやりがいや興味を感じなくなった時」(37.0%)となった。

「会社の上司が信頼できなくなった時」(15.8%)や「会社での人間関係が悪くなった時」(19.8%)のような「人」に起因する項目は、他に比べそれほど高い割合を占めておらず、まずは会社自体が自分の働く場所として相応しいかどうかが判断基準となっている。

会社自体のネームバリューに大きな意味はない

ビジネスパーソンは、「会社」に対して何を強く求めるか、何を重視するのか。複数回答形式で尋ねた。

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