年収ダウンはあと数万円が限界?--ビジネスパーソンの就業意識調査
ダウン幅が「50万円以上」まで耐えられるとする割合は、わずか1割程度(12.6%)にすぎない。景気低迷で企業の人件費削減は必至とみられるが、ビジネスパーソンの年収はぎりぎりの水準にまで追い込まれていることが想像できる。
約6割が現在の仕事に満足
現在の仕事にどの程度満足しているかとの質問に対して、「大いに満足している」は全体で1割弱(8.3%)にとどまった。しかし、「どちらかといえば満足している」は過半数(53.4%)に達し、両者を合わせると約6割(61.7%)が現在の仕事に満足していることになる。
収入には不満があるものの、仕事そのものに対しては少なからず満足しているようだ。
現在の上司にどの程度満足しているか?
仕事に対する満足度がある程度高い一方で、職場の上司に対してはどの程度満足しているのだろうか?
上司に対して、「大いに満足している」のは約1割(9.7%)。「どちらかといえば満足している」は約半数(45.7%)にのぼった。これらを合わせると、過半数(55.4%)が職場の上司に満足していることがわかり、業績が低迷している渦中にあっても、組織内でのチームワークは良好である様子が伺われる。
「大いに不満がある」の割合は、2割弱(15.8%)にとどまった。
現在の会社であと何年働くのか?
現在の会社でこの先何年働き続ける意向があるのか尋ねたところ、「定年まで勤めるつもり」が31.8%と、約3人に1人は現在の会社で働き続ける意向を持っていることがわかった。