育休後の「長い子育て期」こそ夫の力が必要な訳 「逃げ恥」や「ミシェル・オバマ」から思うこと

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働き方が変わってきた今、育児の形も大きく変化しつつあるのかもしれません(写真:Domani)
モデルであり3児の母でもある牧野紗弥の人気連載。働き方が変わってきて、育児の形も大きく変化する今。「逃げ恥」や「ミシェル・オバマ」から考えたこととは?

「育児休暇を夫がとるのもアリ」とすら思っていなかった

議員さんが育児休暇を申請することに賛成の声が多いという話を聞いたりすると、「出産と仕事」に対する世間の見方は変わってきたのかもしれないな、と思います。

当記事は、Domani(ドマーニ)公式ウェブサイトの提供記事です

とはいっても、男性が育休をとることはまだまだ一般的ではありませんよね。ドラマの原作コミック『逃げるは恥だが役に立つ』が好きで、最近全巻読み直したのですが、主人公の夫・平匡さんが育休を取得する話が出てきます。本人同士は納得していても、会社の人たちの男性が育休を取得することについての捉え方はまちまちで、それにモヤモヤする平匡さんが描かれていました。

わが家では、夫が育児休暇を取得したことはありません。私がひとりめを里帰り出産したのは10年前。復職はふたりめを出産してからと決めていたこともあり、しばらく育児に専念していました。ふたりめを出産後は復職と同時に保育園が決まり、3人めのときには近くに住む従姉妹に子どもを預けて、仕事復帰を乗り切りました。

「育休、どっちがとる?」夫とそんな会話をするという発想が当時の私にはありませんでした。でも一度話し合っておくことで、後々の母親の育児の役割が大きくなりすぎないよう、お互いに意識が働くかもしれないと今は思います。

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