中国広州・リトルアフリカ現地ルポ--“アジアのブルックリン”現る! 20万人が一獲千金を夢見る街 

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中国南方の都市・広州。トヨタ自動車、ホンダなど外資メーカーを核に自動車産業が集積することから、「中国のデトロイト」と呼ばれる。この都市が新たに、「アジアのブルックリン」とも呼ばれ始めていることは、日本ではまだあまり知られていない。ニューヨークの黒人街も顔負けのアジア最大級のアフリカ人コミュニティが、急速に形成されつつあるのだ。

広州白雲国際空港から車で20分。広州で最もアフリカ人が多い通り「小北路」の夜は、とても中国とは思えない。行き交う人の8割方が褐色の肌で、強い香水の香りが漂う。商店やカフェの店先から聞こえるのは英語、フランス語、スワヒリ語など。店員の中国人も片言の英語を話す。

商業ビルに入ると、アパレル製品や家電などの店が並ぶが、店主も少なからずアフリカ人。

「ジーンズから子どもの靴まで、衣料品なら何でも扱う。中国の提携工場にオーダー生産もできるよ」。

店主の1人、コンゴ出身のヒポ・ブラウンさんは、Tシャツや上着が並ぶ3畳ほどの店で語る。ブラウンさんは中国人経営の工場や問屋から仕入れた商品を、アフリカ各国から買い付けに来た貿易商向けに卸す個人の中間問屋。自身でも母国向け輸出を手掛ける。広州のアフリカ人の多くが、ブラウンさんのような商人だ。

広州市民の2%に相当 カネがあれば入国可能

政府系シンクタンク、広州市社会科学院城市管理研究所の調査によると、広州在住(就労・留学ビザを取得した6カ月以上の滞在者)のアフリカ各国人は2008年の時点で、公安当局の登録上では約2万人にすぎない。

だがこれに不法滞在者や頻繁に入国する旅行者などを加えた「実際の在住数」は、推計約20万人に上るという。この数は広州市の戸籍人口の約2%に相当する。

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