コロナ禍「結局、今は投資すべき」タイミングか 2つの「投資の本質」を知れば、「答え」が見える
ケイ:みんなの気持ちが落ち込んでいるときこそ「大暴落直前の株価は、実はものすごく高い数字だった」「暴落後であっても1年前よりまだ高い」「過去いろいろな危機があったけど、われわれは一丸となって乗り越えてた」など、前向きな報道があってもいいものだけどね。
いまの世界株はそれでも「過去最高の高い水準」に近い
ケイ:でも、残念ながらそういうニュースを見つけることは難しかった。現在(2020年6月22日現在)の世界株の水準が、昨年(2019年)の11月末〜今年(2020年)の1月末という3カ月を除けば、「過去最高の高い水準」であることも、残念ながら一般の人にはほとんど認識されていない。
なぜそういう水準にあるかというと、いずれワクチンなどが開発されるなど「われわれはコロナを克服する」と多くの人が考えていること、そして企業の株価は「今年の業績や経済状況」ではなく、「3年後、10年後、もっと先に生み出す利益」で決まっているからだ。短期の要因で株価は変動するけど、その水準は長期的な要因で決まるんだ。
姫野:本当ですね。短期的な暴落を切り取って「これはやばいぞ」「とんでもないことが起こりそうだ」っていうトーンの報道が多かった気がします。私自身、世の中が不穏なムードで気持ちが落ち着かなくて、「長期的な視点」を持てませんでした……。
ケイ:メディアからの情報は、僕らが生きていくための情報源として欠かせない。でも今回のような有事においては、発信される情報が足もとの短期的なものに偏って、「大きな視点」を失いがちになることを覚えておいてほしいんだ。
姫野:そうか。ケイさんがいつも言っているように、「短期視点」でバタバタせず、「長期視点」で臨むってことですね。
ケイ:そうだね。それは人生においても、金融投資においてもまったく同じだ。これからのポストコロナ時代においても、僕らが守るべき「投資の本質」はまったく変わらない。それはいつも僕が姫野さんに伝えている「2つのこと」が幹になる。
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