コロナ禍「結局、今は投資すべき」タイミングか

2つの「投資の本質」を知れば、「答え」が見える

姫野:ケイさんの言う「大きな視点」っていう意味、なんとなくわかりました。じゃあ、金融市場はどうでしょう。「投資のプロ」であるケイさんに聞きますが、株価はやっぱり大暴落しましたよね。

ケイ:うん。僕もこのコロナ禍において、市場の様子を見ながら一連の報道にずっと注目していたよ。金融関連の報道は、やはり過去の危機のパターンとよく似ていたんだ。

「大きな視点」で見えてくる「報道とは違う」真実

ケイ:世界的に株価が大きく下がった翌日は「大暴落!」という見出しで大きく報道される。株価が下がり続ければ、下落したというニュースばかりが取り上げられる。下落幅がいちばん大きな期間を取り上げて、危機を大きく見せたがる報道もよく見られたね。でも反対に、株価が上がったときは報道が少ない

姫野:確かに……。短期的でショッキングなものばかりクローズアップされていましたね。

ケイ:金融市場についても、時間軸を過去に伸ばして大きな視点で考えてみよう。例えばコロナショック前の数カ月間、世界の株価(MSCI World index、米ドルベース、Bloombergより)は「歴史的な高値」を更新し続けていたんだけど、その事実は今回の下落のニュースではまったくといっていいほど報道されなかった。

また、大暴落直後の3月末の株価水準は、たった1年前のアメリカと中国が貿易戦争をしていた頃よりも高いという事実も、伝えられなかったね。さらに、世界の株価は2008年のリーマンショックを乗り越えた後、10年弱で約2倍にまで上昇していたことも、改めて報道されなかった。

姫野:目の前の大暴落は事実でしたが、そういう「大きな視点」でのニュースは見聞きしませんでしたね。

次ページ今の株価は、それでも「最高に近い水準」?
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事
  • コロナ後を生き抜く
  • コロナショック、企業の針路
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 西村直人の乗り物見聞録
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
『会社四季報』最新号が見抜く<br>コロナ禍に強い会社

逆境下でも好業績を維持している企業はどこか。今期に過去最高益を更新、5期連続で増益など好調企業のリストを、ランキング形式でまとめました。会社が業績予想を開示しなかった日産、ホンダなど29社も、四季報記者が独自予想し公開しています。