次の民主党「副大統領」かつてないほど重要な訳 バイデンにとっては副大統領以上の存在に
誰がジョー・バイデンの副大統領候補となるのか。この問いへの答えが、今年の大統領選挙戦の残された期間、バイデン政権が実現した場合の政策の方向性、そして2024年以降の民主党の未来がどのようなものになるのかについて多くを明らかにするだろう。さまざま意味で、バイデンによる副大統領候補の選択は近年のアメリカの歴史におけるどの選挙よりも重要なものになるかもしれない。
副大統領を選ぶ5つの基準
バイデンにとって、副大統領候補を選ぶにあたっては次の5つの基準が重要となるだろう。
①11月3日の選挙で誰ならば最もバイデンの勝利を助けることができるか、②バイデンが勝利するとして、誰が最もバイデンを副大統領としてホワイトハウス内でサポートすることができるか、③バイデンが大統領任期中に職務の遂行ができなくなった場合に、誰が代わりの大統領として最も準備ができているか? ④2024年の大統領選挙に出馬して、民主党に次世代のリーダーシップをもたらすのに誰が最も適任か、⑤バイデンが「シンパティコ (相性のよさ)」を感じるのは誰かーー。
6月半ば時点では、以下の11人(アルファベット順)が主要な副大統領候補と見られている。
エイブラムス、ボトムズ、デミングズ、ハリス、およびライスはアフリカ系アメリカ人、ダックワーズはアジア系アメリカ人、グリシャムはラテン系である。
バイデンが2月29日に開催されたサウスカロライナ州の予備選挙を勝利した後、民主党は一丸となってバイデンを支援することにした。バーニー・サンダース上院議員ではなく、バイデンにこそ11月3日の大統領選挙でトランプに勝利するチャンスが最もあると感じたからというのがその理由のひとつだ。
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