その「差異」は努力の結果か、生まれつきか

デブ対チビの終わりなき闘い

デブvs.チビ

太っていることが、以前取り上げたチビやハゲと違う点があるとすれば、それが努力の結果によって可変的であるという点です。人間は年齢を経るにつれて基礎代謝量が落ちていきます。ですので、私自身も経験しましたが、同じように食べて、同じように生活をしていても、突然、太りはじめる時期が来ます。私の場合、持っていたスーツが3着入らなくなり、これを全部買い換えるのは大変だと考えて、ダイエットを始めました。

NHKの「ためしてガッテン」で紹介されていた「計るだけダイエット」というやり方で、毎日同じ時間に体重計に乗るだけです。最初は半信半疑だったのですが、炭水化物と油を減らすと、もののみごとに1日平均で50グラムずつくらい減っていき、2カ月で3キロやせました。つねに体重計に乗ることによって、目の前のデザートを「食べないようにしよう」と思うことができるというのがからくりです。あとは維持するだけ。

昼食の学生食堂はカロリー表示があり、夕食は自分が作るので、子ども向けのカロリーの高いものとは別に、ちょこっと酒のつまみを作って総カロリーをコントロールし、体重を維持しています。スーツは入るようになったのですが、今度は太っていたときに買ったジーンズが3本ぶかぶかになってしまいました。ジーンズのほうを買い直すことになるわけですが、まぁスーツとユニクロのジーンズの値段の違いを考えれば……。

アメリカの「水平的に挑戦を受けている」人々

アメリカに計2年ほど暮らしたことがあるのですが、アメリカ人の太り方は、日本社会から見ると異常としか言いようがありません。しかし大学のキャンパスの中では、「異常」と言えるほど太った人はほとんど見かけませんでした。出身者のノーベル賞受賞者数が日本全体の何倍も多いような、世界的に有名な大学です。さらに印象的だったのが、イエローストーンやヨセミテなどの有名な国立公園に行ったときで、当然ながらハイキングをする人たちに太った人など皆無だったことです。

逆に太った人が比較的多いと感じたのは、アメリカ西海岸沿岸のクルーズ船でした。食事がすべて料金に含まれているので、ものすごい量を食べている家族も珍しくありません。食べ放題のアイスクリームには子どもが群がっており……。

クルーズ船は、日本では高階層のものと考えられていますが、私たちの乗った船は3食食べ放題の食事を含めた価格設定だと考えると、日本で2泊3日で普通の旅館に泊まるよりもかなり安いような感じです。

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