10代目「アコード」乗ってわかった走りの質感

e:HEVが実現した新たな“意のまま"の走り

2020年2月にフルモデルチェンジして発売された新型「アコード」。価格は465万円〜(筆者撮影)

1976年の初代以来、セダンボディを中心にクーペやステーションワゴンをラインアップに加えた時期もあったが、今や正統派のセダン一筋。加えて日本市場における9代目からは、ハイブリッド専用モデルという立ち位置だ。

ボディ形状別にみて、ホンダはトヨタ(10車種)に次いで日本市場におけるセダンのラインナップが多い。「レジェンド」「クラリティ FUEL CELL」「クラリティ PHEV」「インサイト」「シビックセダン」「グレイス」、そして新型アコードだ。

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2020年、日本におけるセダン需要は15~20%程度と推測されているが、そのなかでホンダはセダン7車種のうち5車種(約71%)が電動化されたハイブリッドカー(HV)やプラグインハイブリッドカー(PHV)、燃料電池車(FCV)で占められ、いずれも専用ボディ。グレイスにはHVもあることから、逆にみれば純粋に内燃機関だけのセダンはシビックセダンのみ(いずれも日本市場)と、まさにホンダは電動化セダン王国だ。

発売から3カ月強でようやく新型アコードのステアリングを握った。コロナ禍の影響が残り限定的な取材環境ではあったものの、実力の一端を垣間見ることができた。

スタイリングは6ライトでより優雅に

まず見た目。先代からずいぶんと大きくなったように思えるが、サイズのうえでは全長が-45mmの4900mm、全高が-15mmの1450mmと、実は小ぶりになっている。

全幅は10mm増えて1860mmだが、ここはほぼ同一。大きく感じられるのは2830mmと55mm延長されたホイールベースにより全体のバランスが変わったことが大きい。

延長されたホイールベースにより、サイドシルエットは優雅さを演出する「6ライト方式」に。

6ライト方式によりクーペのようなシルエットに(筆者撮影)

6ライトとは、前ドア/後ドア/後タイヤ上に配置された3つのガラスが左右で6枚になることから命名され、今や各国のセダンが採用する。クーペらしさが演出できることから、ブランドを問わず人気のデザイン手法だ。「6ライトキャビン」「6ライトウインドウ」とも呼ばれる6ライトは、クラリティ、インサイト、シビックも採用する。

そこで改めて新型アコードを観察すると、クラリティをはじめとした6ライト系は「まさしくホンダブランドだな」と意識する一方で、コンパクトカー「フィット」と新型アコードのデザインの根源ともいえるクラリティのデザイナーが同一人物(ホンダ広報部)であるという事実にも驚いた。

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