発達障害の部下を叱っても「全く無意味」な理由

ただ怒っても「萎縮」と「思考停止」させるだけ

手順3:送信する

いよいよ送信です。もう目の前には文章がほぼ完成しています。「あとは送信ボタンを押すだけ」という気持ちで最終チェックです。順番はこんな感じです。

● 宛先のメールアドレスをチェック
● 先方の社名、氏名をチェック
● 添付データをチェック

「ここまできたら、送っちゃおう」という気持ちになれます。着手したらその勢いで終わらせたくなる心理(作業興奮といいます)を利用して、送信ボタンを押します。

『要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑』(サンクチュアリ出版)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

もし、あなたが「部下や後輩からなかなかメールの返信が返ってこない」「いつもレスポンスが遅い」と悩んでいる場合は、メールを送るという作業は、上記のように、「書く」「編集する」「送る」の3つの手順に分解できることを教えてあげてください。

なかなか取引先にメールを送れず悩んでいる部下がいたら、まずは下書き保存したメールを上司がチェックする、などすると良いかもしれません。

「言わなくてもわかるだろう」がわからない

私は、抽象的な話を理解するのが苦手です。勝手に変な方向に解釈して話を進めて「そうじゃないんだよ……」と言われたことは数知れず。

そこで、あいまいなことを言われたら必ず「具体的にどういうことか」と質問することにしています。例えば職場でよく使われる「確認」という言葉。「メール送ったから“確認” しておいて」と言われるだけで引っかかってしまいます。

「メール確認してくれた?」
「はい。読みました」
「で、どうだった?」
「どうだった……といいますと?」
「間違いとかなかったかって聞いているの!」
「すみません! そういうことだったんですか!?」

これは極端な話ですが、自分なら最初の時点で「チェックして返信したほうがいいですか?」と質問します。面倒な奴と思われそうでも、具体的な表現に落とし込んでいます。結果としてお互いのコミュニケーションの行き違いを防ぐことができます。

あいまいな言葉一覧(画像:要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑より)

もし「見当違いな行動をする部下だなあ」「何度言ってもわからないのはなぜだろう?」と感じたら、それはあなたのあいまいな伝え方が原因かもしれません。具体的な表現を意識してコミュニケーションしてみてください。

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