発達障害の部下を叱っても「全く無意味」な理由 ただ怒っても「萎縮」と「思考停止」させるだけ
今の会社は、障害者雇用での採用でした。障害者雇用は、会社側に「合理的配慮義務」があります。障害からくる困難を取り除いて、障害者本人が働きやすい環境にしなければいけないというものです。
面接での「怒らないでください」は、社長からの「会社として配慮することはありますか?」に対する答え。そしてこう続けました。「その代わり、仕事はきちんとやるようにします。直すべきことがあれば、提案という形で伝えてもらえるとありがたいです」。数年経った今でも、その約束は守ってくれています。
部下や後輩のミスは叱ってあげるのが相手の成長のため、という考え方もあります。けれどその考えは、必ずしも全員に当てはまるわけではないことを理解していただければと思います。
憂鬱すぎる「上司へのメール」の対処法
メールをなかなか送れないときがあります。ミスの訂正やお詫びのメール。日頃から怖い上司へのお伺いメール。書くのが憂鬱なメールです。
「やるしかないんだから、さっさと覚悟を決めて送ろう!」と思うものの、手が止まりがちです。
そこで私は、メールを送るという行為を、①書く、②編集する、③送信するの3つの手順に分けてみることにしました。
まずはメールを書き始めます。「送る」のではありません。「書く」のです。メールを送るという目的はとりあえず置いておいて、自分の気持ち・考えを整理するために書くのだと言い聞かせます。
順番はこんな感じです。
● 冒頭の挨拶を書く
● 最後の締めの文章を書く
● 伝えるべき内容を簡単に箇条書き
● 下書きフォルダに保存
ここで大事なのは、「送らなきゃ」というプレッシャーから自分を解放することです。
次に編集作業です。まだ送りません。文の体裁を整えるためだからと自分に言い聞かせて、書いた文章に目を通します。順番はこんな感じです。
● 箇条書きを文章にする
● わかりにくいところを修正する
● てにをはを修正する
うまく書けなかったら、また下書きフォルダに保存すればいいや!くらいの気持ちでいるとラクになります。
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