1カ月で結婚、44歳女性が放った「会心の一手」

まだ手もつないでいない段階での決断

初デートから1カ月で結婚へと進んだカップルの軌跡とは?(イラスト:堀江篤史)

これまで35歳以上で結婚したカップル、140組以上を取材してきたが、結婚したくなるきっかけは多くの人に共通していた。「今は独身でも楽しいけれど、今後の孤独を考えると急に不安になった」というものだ。

一方で、肝心の結婚相手やその人との出会い方は多種多様であり、自分なりの幸せを見つけるのが唯一の正解――。これが筆者の今のところの結論である。

明確な条件を掲げ相手を探し、結婚へ

愛知県三河地方で医療福祉関連企業の社員をしている三浦恭子さん(仮名、48歳)が結婚したのは4年前。夫の圭一さん(仮名、45歳)と結婚直後に授かった幼い娘との3人暮らしだ。

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恭子さんと圭一さんは初婚同士であり、出会いはなんと地元の映画館だった。40代前半でこんなロマンチックな出会いはめったにない気がするが、恭子さんは結婚願望を強く持って明確な条件を掲げて相手を探していた結果だと冷静に振り返る。

「夫のようなタイプの男性とは今までにも出会っていたかもしれません。でも、私がちゃんと見ようとしていなかったので見えなかったのだと思います。すごく好きになった人というよりも嫌いなところがない人だから結婚しました」

2人の兄とは10歳ほど年齢が離れており、両親からは大いにかわいがられて育ったという恭子さん。気ままに転職をして働き、趣味の映画鑑賞に没頭する生活だった。独身のまま実家暮らしをすることはむしろ家族から求められていた。

「糖尿病を患っていた父が階段から落ち、それがきっかけに認知症になったのは私が30歳のときです。兄たちは先に結婚していて実家から離れて生活しています。私が家族から頼りにされているのがわかりました」

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