堀江貴文「情報過多で暮らし続けて達した境地」 「すぐ行動する人」と「できない人」の差
「行動力」などというものは存在しない
「常識」から抜け出すと言っても、多くの人にとって、それはなかなか容易ではないことのようだ。
「おっ! この人はわかってるな……」と思った人でも、よくよく話してみると、意外とくだらない常識にとらわれていたりする。
常識の呪縛というのはけっこう強固なのだ。そこから解放されるために必要なのは、「動き続けること」――これに尽きる。
よく「行動が大事だってのはわかっているんですが、私、行動力がなくて……」などと相談してくる人がいる。
まず断っておくが、ぼくは実際のところ、「行動力」などというものは存在しないと思っている。「行動力」をより多く持っている人はたくさん行動し、その「力」がない人はなかなか動けない――そんなふうに考えていないだろうか。
行動力などというものは、見ることも触れることもできない。単なる空想の産物である。存在するのは「個々の行動」だけだ。そして、たくさんの行動を起こしている人を見て、ぼくたちは「あの人には行動力があるね」などという言い方をする。
これはすべての「○○力」について言えることだが、「力」というのは、人間が後づけで考えただけのフィクションであり、思考停止の産物でしかない。
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