堀江貴文「情報過多で暮らし続けて達した境地」 「すぐ行動する人」と「できない人」の差

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では、なぜすぐに行動できる人とそうでない人がいるのか? その違いを生み出しているのは「情報量」の差である。

行動力などという得体の知れないものが、フットワークの良し悪しを決めているわけではない。その人がどれだけの情報を持っているか、何をどれくらい知っているかによって、人間の行動量は規定されているのだ。だから、「動き続けられる人」になりたければ、情報量を増やしさえすればいい。ごくごく単純な話だ。

「現代は情報過多の時代。情報が多すぎて逆に動けなくなる」などというのも、都市伝説の類だと思ったほうがいい。そういうことを言っている人にかぎって、大した情報を持っていない。「情報洪水」どころか、中途半端な量の情報に触れて満足しているので、かえって身動きが取れなくなっているのだ。

ぼくに飛び抜けたところがあるとすれば、それは圧倒的な量の情報に触れて、それを処理していることだろう。

『時間革命 1秒もムダに生きるな』(朝日新聞出版)
(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

ふつうの人と比べると、ぼくが浴びている情報シャワーの量は、桁が1つか2つ分くらいは違うと思う。これを続けていれば、この世には「変わらないもの」など存在せず、すべてが「無常」だと思わざるを得なくなる。

情報のソースや質はどうでもいい。情報収集に使っているツールだって、誰もが知っているふつうのニュースアプリでしかない。暇さえあれば、LINEニュース、スマートニュース、NewsPicks、グノシー、antenna、ツイッターなどをひととおり巡回して、膨大な量の情報に触れる。

時事やビジネス・経済だけでなく、グルメだろうがファッションだろうが、食わず嫌いはしない。

ぼくは全部のニュースを記憶しろと言っているわけではない。シャワーのように〝浴びる〞だけで十分だ。

目にしたニュースをすべて覚える必要などまったくない。ぼく自身、9割以上のニュースは、読んだそばからもう忘れていると思う。

さらに意識するといいのが、単なるインプットで終わらないこと。ぼくはNewsPicksなどのコメント機能を使って、気になったニュースにひと言コメントを加えるようにしている。このアクションを挟むと、脳内に情報がしっかり残って、ちょっとした会話などでも、そのことを思い出しやすくなる

堀江 貴文 実業家

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ほりえ たかふみ / Takafumi Horie

1972年福岡県八女市生まれ。SNS media&consulting株式会社ファウンダー。現在は宇宙ロケット開発や、スマホアプリ「TERIYAKI」「755」「マンガ新聞」のプロデュースを手掛けるなど幅広く活動を展開。有料メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」は1万数千人の読者を持ち、2014年には会員制のコミュニケーションサロン「堀江貴文イノベーション大学校」をスタート。『ゼロ』(ダイヤモンド社)40万部超、『本音で生きる』(SBクリエイティブ)30万部超などのベストセラーがある。近著に『10年後の仕事図鑑』(落合陽一氏との共著、SBクリエイティブ)など。

Twitterアカウント:@takapon_jp
その他詳細はHORIEMON.COM

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