プロに聞く「子どもの作文力」劇的に上げる方法

ちょっとしたトレーニングで大きく変わる

本気で作文力を上げたい人、コツがあります(写真:CORA / PIXTA)
ほかの教科に比べ、国語、とりわけ「作文」に関しては親が子どもに教えるのが難しいもの。特に、昨今の入試などでは、題材を見つける力やふくらませる発想力が問われる自由度の高い作文問題も増えているため、「親もお手上げ」という家庭も多いかもしれない。
だが、「子どもの作文力は親の関わり方が大きく影響する」と言うのは、作文教室の草分け的存在である「言葉の森」創設者の中根克明氏だ。そこで、実際の中学入試の作文問題とともに、親が子どもの作文力をサポートする際のポイントを聞いた。

“考える力”が最もはっきり出るのが作文問題

「作文も読書感想文も、何を書いたらいいかわからない」……。

そんな「文章を書くことが苦手」なお子さんも少なくないでしょう。ですが、現在の入試では、単に知識の有無を問うような形の問題はどんどん少なくなっており、記述問題や作文などの割合が増えてきています。“考える力”が最もはっきり出るのが作文だからです。

文章で情報や気持ちを伝えるスキルは、読書感想文などの学校の課題や受験の際に必要になるだけでなく、考える力や感じる力のもととなり、社会人になってもとても役立つ力であるためぜひ身につけたいところ。

普段の生活ではなかなか「作文」の勉強まで手が回らないかと思いますので、こうした長い休みの機会に、このような普段できない課題に取り組んでみることをオススメします。

以下に、実際に中学受験に出題された作文問題と、講師による解答例を掲載します。2問を取り上げますが、どちらも絵や写真を見て感じたことを答えるという、自由度の高い問題です。「正しい文章を書く力」、「文章全体の構成を組み立てる力」、「価値ある題材を盛り込んで書く力」、「主題を深く考える力」、「必要な字数を制限時間内にまとめる力」などが総合的に問われます。

ぜひ、今のお子さんの現在の作文力や苦手な部分などを把握するためにも、この機会に親子で一緒に挑戦してみてください。

本稿の最後に、解き方のコツや、親子学習のポイントなども解説しますので、そちらもご参考いただければと思います。

それでは、実際の問題を解いてみましょう。

問1) 次の「木材」の写真を見て、あなたが考えたことを分かりやすく書きましょう。
(出題:東京都立桜修館中等教育学校 2014年)
次ページ回答例と、解き方のコツは…
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