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延期中「競技場の芝生」はどう管理しているか スポーツターフの第一人者が実践すること

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  • 高井 尚之 経済ジャーナリスト、経営コンサルタント
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池田さんはこうアドバイスする。

「その校庭の環境にもよりますが、日当たりのよい場所なら、石などを取り除き、生えている草(グラス)を一定の長さに刈り込み、芝地(ターフ)にすればいいのです。『競技場の芝生』と『校庭の芝生』は、目的も役割も違います。まずは柔軟に考えましょう」

草は伸びるので、一度整備すれば終わりではなく、必ずその後の手入れが必要になる。そうした手法も具体的に話し、担当する関係者に保全の仕方をアドバイスしてきた。

「踏みしめる楽しさ」もある

芝生をじゅうたんに例えて、池田さんはこう続ける。

「じゅうたんも最高級品のペルシャじゅうたんから、格安品までさまざまです。例えば、高級ホテルのロビーに敷く場合と、労働着で出入りする作業小屋では違います。あまりむずかしく考えないほうがよい。私の自宅の庭にも芝生がありますが、デリケートには管理しません。折を見て刈りますが、費用は芝刈り機のガソリン代程度です」

そんな池田さんも、競技場やグラウンドの管理側との会議では、信念を持ってモノ申すことも多い。責任者から「次回から、池田さんは来なくていいです」と言われたこともある。それでもサッカー関係者を中心に活動への理解が進み、オフィスショウの事業も拡大した。

コロナの影響で外出自粛が続く。小さくても自宅に草が生えていれば、一定の長さに整えた「芝生」にして踏みしめてみてはいかがだろう。「見るものではなく、使うもの」が実感できるかもしれない。

よく見ると芝の感じが違うが、これは夏の芝と冬の芝が混じっているからだという(写真:筆者提供)

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