ディズニー発ニコニコ経由で「作品」を売る ディズニーとニコニコが組むと、こうなった(1)

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塚越 サポートも。お楽しみのネタ、コンテンツ。だから、ニコニコ動画でも楽しめるし、特殊バージョンみたいなものはムービーネックスを買ってもらったら楽しめる、というような組み方しようと。そうすれば、僕らはネタを持っているワケだから。

川上 サービスをつけていくことで、コピー防止にもなるし、お金を払うようになる。僕は「着うた」のころから言ってきている。

短期的な損得は“抜き”

――着うたサービスって、ずいぶん前から始まっていますよね。

川上 量生●かわかみ・のぶお 株式会社ドワンゴ代表取締役会長。1968年生まれ。京都大学工学部卒業。97年にドワンゴを設立し2000年より現職。ニコニコ動画やニコニコ超会議、ブロマガなど、数々のイベントやサービスを生み出し、同社を東証1部上場企業に育てる。

川上 だいぶ前ですよ。携帯電話を機種変更するごとに、毎回買うのって高いから嫌じゃないですか。だから、そういう(サービスをつけていく)ことをやらないといけないと。

でも、賛成してくれたとしても、踏み出そうというところまでいく人は、コンテンツ業界にはいなかった。なかなか理解してもらえなくて。そうしたら、塚越さんから、初めて「むしろこういうことをやりたいと思っている」と言っていただいた。それでもう僕は「ぜひ協力させてください」と。

塚越 今の話を具体的な例で言うと、ムービーネックスの購入作品をニコニコで視聴する場合に、吹き替えと字幕は両方カバーされています。実は、ニコニコでムービーネックス購入作品を視聴するお客さんが増えているんです。川上さんが先ほどおっしゃったことが実現されて、消費者も支持している。

――ドワンゴにとって、今回の連携は何が利点ですか。

川上 長期的に考えていますが、まずは短期的な損得を抜きにやろうと。ニコニコ動画はコンテンツの販売もやっているんですが、そうじゃなくて、ユーザーが動画を見る体験をする場所、コミュニケーションする場所がニコニコだと僕は思っています。そこにコンテンツが集まればよくて、コンテンツそのものの販売に関わる必要がない。要するに、ニコニコで見てくれたら、うちはもうそれだけでいい。

――ディズニーのコンテンツは強いですから。

川上 はい、そうです。

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