新型コロナでもひるまない中国5Gの「巨額投資」

先陣切るアリババ、ファーウェイ、テンセント

より幅広い分野で先進的な取り組みを見せているのが、通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)だ。同社は、新型コロナの震源地である武漢の臨時専門病院に5Gネットワークを速やかに設置。それをベースに遠隔医療環境を整え、感染拡大防止に一役買った

ファーウェイは遠隔医療に加え、AR・VR、コネクテッドカー、スマート製造、エネルギー、ワイヤレスホームエンターテインメント、ドローン、SNS、AIアシスタント、スマートシティーの10分野での5G活用を有力視。各分野でソリューションを提供する。

テンセントはスマートヘルスケアが軸

たとえばスマートシティー分野では、5Gを重要なインフラ基盤とし、AIやビッグデータ解析などの先端技術と融合させることで、より安全で利便性の高い都市生活の実現を目指す。

コロナショックに直面した企業の最新動向を東洋経済記者がリポート。上の画像をクリックすると特集一覧にジャンプします

SNS・ゲーム最大手のテンセントは、コネクテッドカーをはじめ、5Gスマホで日々の健康状態をモニタリングするスマートヘルスケア、クラウドゲームやスマート小売りなどを軸に5Gビジネスを拡大しようとしている。

スマート小売りの分野では、EC最大手アリババとの正面対決を避け、スマート倉庫やスマート物流に注力する。

情報通信の分野は、利用者の増加に伴って利便性や効用が向上するネットワーク効果が発揮されやすい。他の技術分野と比べて先駆者としての優位性を発揮しやすいため、すでに中国だけでなく欧米諸国や日本、韓国では6Gに関する研究開発が始まっている。5G、6Gをめぐる競争は企業間、そして国家間でますます激化しそうだ。

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