「クロノグラフ」今さら聞けない使い方の基本 腕時計のあの機能、わかっていますか?
クロノグラフは「操作できる」のが特徴の、つまりは使える道具であるのが、通常の時計とは違う魅力。が、しかし、実際は使いこなせていない人が大多数。そこでクロノグラフの使い方をお教えします。
クロノグラフは、本来使える機能満載なのです
クロノグラフとはストップウォッチ機能を備えた時計のこと。
クロノグラフの魅力は「操作できる」ということです。通常の時計は時間や日付を「見る」だけ。トゥールビヨンや永久カレンダーなどの超複雑機構でもそれは同じです。
しかしクロノグラフは自分で操作し、任意の時間を切り取り計ることができる。そこが特別なのです。そしてクロノグラフは時間を計ることで、速さや距離などを計測することもできる。というのを、ご説明します。
「タキメーター」とは?
タキメーター(Tachymeter)は速度を計測するための目盛り。自動車や飛行機の平均速度を計測するために発案された。クロノグラフをスタートさせ1km移動したところでストップ、そのときに針の指した数字が平均時速「km/h」になる。
また、工場のラインなどでの生産数のカウントも可能。生産開始と同時にスタートし完成時にストップ、そのときに針の指した数字が1時間あたりの生産個数となるのです。