タワマン、物件次第で1千万円節税する法 来年の相続税大増税に備える

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100戸以上の物件を

「物件を買う=アドレスを買う」ことだ。

「1億円超えの物件『億ション』は、港区、渋谷区、千代田区の3区でロケーションのいい場所を選びましょう」(沖氏)

需要の多いタイプがお勧めだ。5千万~8千万円、70平米ぐらいのファミリー層タイプは需要が落ちにくい。一見、ありきたりに思われる物件のほうが、言い方を換えれば需要が多いということ。もし、地震などの自然災害が気になるという人はタワマンではなく、低層タイプの分譲マンションでも同じ効果が期待できる。

その場合、戸数の多い物件、できれば100戸以上ある物件を選んだほうがいい。戸数が多いほうが評価額は減る。また、100戸以上の規模があれば、マンションの維持管理などもしっかりしているので、値下がりしにくい傾向があるという。

せっかく増やした資産を減らすことのないよう、相続対策はできるだけ早い段階から練っておきたい。

(AERA編集部:永野原梨香、撮影:関口達朗)

※AERA 2014年4月7日号

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