コロナ危険別「行っていい場所・ダメな場所20」 出かけても感染リスクの低い場所はどこ?
医師への取材をもとに、『行っていい場所・ダメな場所』を20種類のスポットに分け、危険レベル別に紹介している。一覧表は最後のページに掲載した。こちらを参考に、長い春休みを過ごしてほしい。
危険度レベル別「行っていい場所・ダメな場所20」
【行っていい度:○】
◆運動場やスポーツ観戦
「屋外の草野球やドッジボールはそれほどリスクはない」(徳田室長)。人との距離が近いか、接触が当たり前の競技かで危険性は変わる。「線引きは難しいが屋内でプロレスごっこは超濃厚接触」(同)。屋外観戦でも人との距離を
◆映画館
「室内で密閉空間だが、みんなが触れるものはないし、上映中にしゃべる人はいないので意外と安全ではないか」(佐藤院長)。問題は混み具合。「空いていて前後の席が空いているようならば鑑賞してもいいのでは」(同)
◆カフェ、牛丼店
カフェチェーンや牛丼店、立ち食いそばは「横並びで1人利用するケースが多く、目の前に飛沫をかけてくる人がいない席は比較的安全」と佐藤院長。回転率も早く換気されやすいが、カフェ奥の喫煙室は狭い密閉空間なので注意
◆公園や児童遊園
「基本的には大丈夫」と徳田室長。「ただし、大きな公園では手すりやベンチを触ったとき、児童遊園ではブランコや鉄棒を触ったあとは必ず手洗いを」(同)。せっけんを持ち歩くか、水道水だけでも丁寧に洗えばウイルスは落ちる
◆登山、キャンプや海辺散策
暖かくなってくるとアウトドアに出かけたくなりがち。徳田室長は「登山、キャンプ、海辺の散策は屋外で混みにくいのでまず大丈夫」としながら、「バーベキューをやるときはトングや食器、タオルは共用しないように」と指摘
【行っていい度:△】
◆コンビニ
百貨店やスーパーに比べて狭いが、客の出入りが多いため換気されやすく滞在時間も短い。佐藤院長は「レジに並ぶときは、せめて“前ならえ”の距離を空けたい。支払いはお金をやりとりせずにすむ電子マネーがいい」と指南
◆ショッピング(スーパー、デパ地下)
スーパーは「値引きタイムが混み合うならば別の時間帯に」と佐藤院長。共用のトングを触って、むき出しの焼き鳥などをパックに入れて買う総菜類は帰宅後に洗えないためアウト。デパ地下も含め「試食は控えたい時期」(同)
◆図書館や学習塾
「学校が休みになっているため、学習塾や図書館、学童クラブに行っているお子さんが多いようですが、人が集まるところはおすすめできません」と竹中院長。空いている図書館ならば別だが、他人と距離がとりにくければ注意したい