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トヨタが開発「ペダル踏み間違え防止」の最前線 急アクセル時加速抑制機能とは一体何なのか

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作動速度域は0~30㎞/h。例えば、止まった状態でシステムが不要と判断する状況での急なアクセル操作が検知されると、車両は停止したまま動かない。また、仮に20㎞/hでの走行時に同様の急なアクセル操作が行われた場合は、非常にゆっくりとした加速にとどめる。いずれもシステムが機能している時点で、ドライバーが誤ってアクセルペダルを踏み込んだことに気がつけば事故の抑制につながるとトヨタは考えている。

なお、この急アクセル時加速抑制機能を働かせるには専用キーを用いたエンジン始動(HVなどの場合はシステム起動)が条件で、ノーマルキーでは急アクセル時加速抑制機能は働かない設定だ。

ボルボの「レッドキー」

同じような考え方をすでにボルボは「レッドキー」で実現している。レッドキーで始動した場合には、車速を制限する速度リミッター機能が通常よりも低い速度で自動的に介入し、さらに先進安全技術群である「インテリセーフ」の大部分を機能オフにすることができなくなる。これにより、運転に不慣れなドライバーへの車両貸与時であっても安心感が高まる。

「急アクセル時加速抑制機能が入ったシステムを、過去の踏み間違い加速抑制システムと同じく既存車種にも商品化(レトロフィット)する」と語るのは、トヨタ自動車先進技術カンパニーフェローの葛巻清吾氏。

トヨタ自動車先進技術カンパニーフェローの葛巻清吾氏(筆者撮影)

葛巻氏はさらに「過去の事故例を分析すると、車両速度が低く、ペダルの踏み込み速度が急で、踏み込み開度が深い(大きい)場合に踏み間違いとなる可能性が高い」とし、「この結果をビッグデータによる過去の走行データと照合し、踏み間違い推定アルゴリズムとして策定した」と説明。さらに、直前のドライバーによるブレーキ操作のアリ/ナシや、右左折中か、その直後なのかも判断基準に用いたという。

トヨタでは、こうした推定アルゴリズムを含めた急アクセル時加速抑制機能の考え方を他の自動車メーカーへ開示するとし、「幅広く共有することで事故を減らしたい」(葛巻氏)との方針も示している。

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【衝突被害軽減ブレーキの装着が義務化へ】

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