トヨタが開発「ペダル踏み間違え防止」の最前線

急アクセル時加速抑制機能とは一体何なのか

衝突被害軽減ブレーキが機能した際のディスプレイ表示例(筆者撮影)

2018年12月5日、トヨタは販売店で装着可能な純正用品(3年/6万kmのメーカー保証付き)として、ペダル踏み間違い時に発生するクルマの加速を抑制する後付け機能「踏み間違い加速抑制システム」(5万1000円/税、および取り付け費用など抜いた価格)を発売した。後付けとはつまり、すでに購入されて市場に出回っている車両へシステムを装着することを意味する。

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発売当初の踏み間違い加速抑制システム装着対象車は、トヨタが販売した3代目プリウス(2009年5月18日~2015年12月8日に販売されたモデルで一部車種を除く)と、アクア(2011年12月26日~2018年4月2日に販売されたモデルで一部車種を除く)の2車種で、取り付け対象車は2車種合わせて約230万台(トヨタ)にのぼっていた。この数字は、当時の日本における自動車保有台数8156万台の約2.8%に相当する。

トヨタは2018年の発売当初から、踏み間違い加速抑制システムを水平展開し、順次搭載車種を増やしていくとしていたが、実際2020年2月3日現在で12車種にまでその数を増やした。また同時に、これまで踏み間違い加速抑制システムを装着した車は2万0300台であることが発表された(2019年12月末時点)。

駐車場での発生確率が高い

そもそもペダル踏み間違い事故とは、ブレーキペダルを踏むべき状況のときに誤ってアクセルペダルを踏んでしまい誤発進や意図しない急加速をすることだ。これまでの検証から、発生確率は前進から後退、またはその逆のシフト操作を伴う駐車場などで高まっていることがわかっている。

さらに、事故直前の危険認知速度は発生した事故の70%以上が20km/h以下と低いことも特徴。また、この事故は高齢者に限定した事故のように捉えられているところもあるが、実際には全年齢のドライバーにも起こりうる事故形態である。

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