多趣味で「モノが山ほどある部屋」の整理5原則 まず初めに「愛とコンプレックス」を見分ける

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例えば私自身は、洋服・カバン・ガジェットが、「すぐ欲しくなって、すぐ飽きる」タイプです。飽きた瞬間に、気持ちよく手放せるよう流動性を高めることで、ため込まない部屋作りをしています。

流動性を高める方法としては、

①買って、メルカリで売る・人に譲る
②買わずに、レンタルで代用する

があります。私はレンタルでいろいろ試すようにしています。

STEP5:自宅にどうしても、入りきらないときは?

コレクション品は、インテリアとして飾る場合を除き、箱に詰めて押し入れ・クローゼットに収納することをおすすめしています。四角い箱型の容器に入れることで、積載効率が上がり、より多くのモノを詰め込むことができるためです。

多趣味の人も片づけを諦めないで

収納してみたうえで、もし自宅に入りきらなければ、思い入れが少ないモノを手放してモノを減らすか、外部収納サービスを利用するようにしましょう。

かさばるコレクションの外箱は外部の収納サービスを使うのもオススメ(筆者撮影)

1人暮らしの方などで、趣味のモノを置くことを優先し、居住スペースにもモノを積み上げてしまう方もいるかと思います。

国土交通省の住生活基本計画によると、1人暮らしの居住スペース(就寝・学習・食事・だんらん)は、最低でも4畳、理想的には9畳と、言われています。

『モノが多い 部屋が狭い 時間がない でも、捨てられない人の捨てない片づけ』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

4畳を下回る面積で生活をしていては、ストレスがたまり、健康を害してしまいます。自分の生活スペースはしっかり確保したうえで、収納スペースに愛するモノから優先的に収納しましょう。

モノを集めることより経験に重きを置くミニマリストの方が増えていますが、モノを集めるのが趣味な方も、まだまだ多いはず。

モノを通じて誰かと仲良くなったり、親子で趣味を受け継いだりすることもあると思います。

多趣味・モノ持ちの方も片づけを諦めず、自分の気持ちを大切にしながら、スッキリした部屋づくりをしていきましょう。

米田 まりな 整理収納アドバイザー1級

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こめだ まりな / Marina Komeda

2014年に東京大学経済学部卒業後、住友商事に入社し、Eコマース領域の事業投資を担当する。2017年より株式会社サマリーに出向、資金調達とデータ解析を主に担当している。2020年4月から一橋大学修士課程(金融財務専攻)に入学予定。脚本家の祖父・研究者の父の影響を受け、茨城県・宮城県でモノに囲まれた幼少期を過ごす。都市・地方の住宅状況格差に関する自身の経験や、100万人の"モノデータ"を扱う企業サマリーで行ってきた消費者調査結果を元に、「捨てないお片づけ」を提唱。作家・デザイナー・起業家など、"モノを愛してやまない人"を対象に、片づけの活動を行っている。

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