中学校で「落ちこぼれる子」の典型的なパターン 小学校で悩んだ分野こそが、中学校で最重要

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英語も言葉が大事

今は小学校でも英語の指導がなされ、それが土台となって中学校の英語学習が始まっていくようになっています。ところが、この小学校の英語で問題なのは、各学校によりその指導のレベルに違いがあり、中学校の英語を学習するときのスタートが切りやすい学校とそうでない学校に分かれているのです。

ただレベルの高い指導がされていればいいというものでもありません。指導のレベルが高いためについていけず、英語に苦手意識を持ってしまう子どもたちもいるからです。

やはり大事なのは基礎を固めることです。重要な英単語の意味の理解を確かなものにし、できれば暗記しておくことが、中学校での英語学習をスムーズにスタートできることにつながるでしょう。

小学校の総復習で心がけるべきポイント

学習は多くの時間をかけるということがいいのではありません。むしろ多くの内容をより短時間に効果的に学習していくことが大事です。

『小学校の総復習が7日間でできる本』(書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)

中学校の入学まであとわずかですが、今からポイントを押さえてやれば間に合います。この時期に、小学校の総復習をして、最高の中学スタートダッシュを切ってください。

また、すでに中学生になっている、高校受験を控えている方にも、小学校の総復習は有効です。

例えば、都道府県名は小学校4年生で習いますが、高校受験を控えた中学校3年生になっても、47都道府県を正確に言えない、書けない子もいると聞きます。

中学校での成績が伸び悩んでいるときこそ、小学校の大事な部分をおさらいしてみてください。

隂山 英男 教育クリエイター、隂山ラボ代表

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かげやま ひでお / Hideo Kageyama

1958年兵庫県生まれ。岡山大学法学部卒。兵庫県朝来町立(現・朝来市立)山口小学校教師時代から、反復学習や規則正しい生活習慣の定着で基礎学力の向上を目指す「隂山メソッド」を確立し、脚光を浴びる。2003年4月尾道市立土堂小学校校長に全国公募により就任。百ます計算や漢字練習の反復学習を続け基礎学力の向上に取り組む一方、そろばん指導やICT機器の活用など新旧を問わず積極的に導入する教育法によって子どもたちの学力向上を実現している。近年は、ネットなどを使った個別の小学生英語など、グローバル人材の育成に向けて提案や実践などに取り組んでいる。

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