リモートワークに有効な「Slack」導入4つのコツ

バターフィールドCEO「仕事はスマホで完結」

Slack CEOのスチュワート・バターフィールド氏。自社のSlackでは1000以上のチャンネルに入っており、自身のiPhone 11 Proからのアクセスが6割だという(筆者撮影)

世界的な新型コロナウイルスの感染拡大は、震源地となった中国で武漢以外は収束を迎えつつある。その代わり、イタリア、スペインなどのヨーロッパ諸国へと広がり、アメリカでも各都市での市中感染防止のため、各国、各都市での外出禁止令が広がっている。ニューヨーク市場のダウ平均株価はすでに3度のサーキットブレーカー発動、3月16日には2997ドルの下落となった。

人が集まることを抑制する施策が世界中で実施されており、経済、エンターテインメント、教育など世界中の行事が平常どおり行われない事態へと発展し、これを2週間以上維持することが最善、とされている。しかし、いつまでも引きこもっていては、時間を無駄にし続けるだけで、何もよいことはない。

リモートワークを支える企業に注目が集まっている

世界中の企業が「Work from home」、リモートワークを推進する動きをとり、アメリカの大学を中心に遠隔授業の実施が広がる。従業員や学生とその家族の安全の確保をしたうえで、いかにビジネスや教育を継続し、影響を最小化するか。これが、世界中のビジネスやアカデミックのリーダーにとって最大の関心事だ。

濃厚接触を避けるため、物理的には距離をとる「ソーシャルディスタンス」が叫ばれているが、一方で仮想的にはつながりを強化しなければならない。これを実現する新しいインフラ企業に注目が集まっている。とくに、組織にチャットコミュニケーションを提供するSlackと、優秀な遠隔会議システムZoomだ。

SlackのCEO、スチュワート・バターフィールド氏への単独インタビューをし、Slackとは何か、生い立ち、そして企業や仕事環境の「Slack化」について、その成功するコツについて聞いた。

バターフィールド氏は「日本においても、Slackはデジタルトランスフォーメーションツール(生活をよりよくするデジタル技術)の1つであり、働き方を変え、リモートワーカーを実現します。Slackを使うことで、働き方を別の方法へと変革できるようになります」と話す。

なお、Slackはアメリカ時間3月12日に2020年度第4四半期(2019年11月〜2020年1月)決算を発表し、2020会計年度(2019年2月〜2020年1月)の業績が確定した。まだ新型コロナウイルスでの需要拡大が本格的に含まれていない中で、四半期の売上高は1億8190万ドルで前年同期比49%増となった。これまでの成長率60%から減速しており、MicrosoftのTeamsとの競争が激化していることを物語る。また業績見通しがアナリストの予想を下回ったことから、決算発表後、Slack株は時間外取引で一時20%値を下げた。

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