「38歳からの婚活」を成功させた女性の“機転"

“掘り出し物"の夫を射止めたシングル母

38歳からの婚活を成功させるには?(イラスト:堀江篤史)

「子どもがつないでくれた縁です。彼と息子が仲良くしているのを見て、家族というのはこういうものなのかな、と思ったので結婚しました」

東京・日本橋にあるマンダリン オリエンタル東京に来ている。平日の午後に休暇をとって来てくれたのは会社員の佐藤典子さん(仮名、42歳)。細面の美人だが、親しみやすそうな雰囲気を醸し出している。このホテルのアフタヌーンティーには一度来てみたかった、と口に出して喜んでくれた。

晩婚を果たした「未婚の母」

現在、2人の子どもを育てている紀子さん。いわゆる「未婚の母」でありながら40歳で晩婚を果たした経歴の持ち主だ。最初の結婚が破談になったのは33歳のときだった。

この連載の一覧はこちら

「7年も付き合って、婚約指輪も交わして実家へのあいさつも済ませていました。でも、直前になって私の両親が大反対し始めたんです。

理由もはっきりしません。彼がバツイチであることや、彼の親のことが嫌い、などと言っていました。それを覆してまで結婚する気になれなかったのですが、結婚を壊した親に対して『許せない』という気持ちがずっと続いたんです」

傷心を抱えた紀子さんは、知人男性の家に泊めてもらう日が増えた。その男性も離婚歴があり、養育費を払っている。ちゃんと好きになって結婚するとしたら、また両親と同じようなやりとりをしなければならない。それが嫌だと思い、あいまいな関係を続けていた。そして妊娠が発覚する。

「彼と関係があったのは数えるほどです。それなのにできてしまいました。前の人とは7年も付き合っていてできなかったのに……。『お前は好きに生きろ』という意味かなと思って、1人で産んで育てることにしたんです」

お腹が膨らんできてから両親には報告をした。すると、母親の反応は意外なものだった。

「あの人の子なの? それなら、いい」と。自分が結婚に大反対した前の婚約者のことを指しているのだ。

「なんて勝手な人なの!?と思いました。母は自分が幸せな結婚をできなかったので、長女である私に夢を託し続けているんです」

次ページ再び出会いを探し始めたのは38歳のとき
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
  • コロナショックの大波紋
  • コロナショック、企業の針路
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
変わる民法&労働法<br>「知らない」では済まされない!

ビジネスの新しいルールを定めた改正民法や労働法が4月から始まります。仕事はどう変わるのか、大きな関心を集める改正相続法と併せて最終チェックしておきましょう。導入が増えているテレワークの法的ポイントも解説。