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「仕事と家事育児」で倒れそうな母がすべきこと 「自分を後回し」にする人に欠けている視点

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  • 清水 久三子 アンド・クリエイト代表取締役社長・人材育成コンサルタント
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緊急の要件や体調不良などの事情がないのに休みを取ることに罪悪感を抱く人もいるかもしれません。でも、「責任を持って自分のメンテナンスをする」と考えれば、むしろやるべきですよね。決してわがままではありません。世のお母さんは、自分が倒れないために、心置きなく、もっと自分の時間をとったほうがいいと思うのです。

そこで好きなことをやったり、体を休めたりできるだけで、気持ちはぐっと楽になるはずです。それは自分のためだけでなく、家族や、職場のためになるのです。

「まだ小さい子どもを預けて遊ぶなんて」といった批判もあるのかもしれません。実際に私も母から「シッターさんに預けて大丈夫なの?」と言われたこともあります。そのときは「お母さんがうちに来て手伝ってくれるならシッターさんに預けるのはやめる」と返しました。すると一時期手伝ってくれるようになりましたが、すぐに大変さが身に染みたようで、母はシッターさんに預けることを理解してくれました(笑)。

人と違うことをするプレッシャーはあると思いますが、世間は自分の人生に何の責任も取ってくれませんから、気にするのはやめましょう。

“完璧な母親”なんていない

自分が家事や育児に全力を傾けず、少しでも「手抜き」してしまうことに罪悪感を抱いてしまう方もいると思います。そんな方々に知ってほしいのは、そもそも“完璧な母親”なんていないということです。多くの人が思い描いている“完璧な母親”は、ある局面だけを切り取った虚像です。

例えばSNSを見ていると、世のお母さんみんなが、すてきなお弁当を作ったり、すてきな暮らしをしているように見えて、自分もそうあらねばと思ってしまうかもしれません。

でも、世の中のすべての母親がつねにそのような生活を本当にしているのでしょうか。例えば私はSNSにちょっと凝った料理の写真をあげることもありますが、毎日そのようなものを作っているわけではありません。ちょっと頑張ったところを表に出しているだけで、納豆ごはんだけのときだってあります(笑)。SNSは大勢の人が日常生活のハイライトをあげている場所ですから、虚像に惑わされてはいけません。

大事なのはメリハリやバランスだと思います。例えば料理であれば、時間と心に余裕があるときはおいしいものを作って、忙しい日は簡単なもので済ませばいいと思うのです。

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【思い切って夫に家事を任せた結果】

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