さて競馬予想である。持ち回り連載を担当しているもうお二方のうち、山崎元氏は「運用者としての馬券」「負けない馬券戦略」である。一方、かんべえ(吉崎達彦)氏は、競馬ファンの「ファンとしての楽しい馬券戦略」であるが、私は行動経済学者としての「学問的な馬券戦略」で臨みたい。
理論として考える以上、また別の意味で私は、競馬はギャンブルではなく、スポーツであると考えている以上、馬券は単勝に限る。スポーツとしての競馬では、1着がすべてであり、勝ち馬は歴史に残り、同時に、勝ちは馬の種牡馬、母馬としての価値を高めるが、2着はほぼ無価値である。ブラッドタイプと呼ばれる血統表での実績としては残らない。だから、勝つことがすべてとして、ホースマンたちは戦っている。だから、勝ち馬の予想は論理的に可能であるが、2着の予想はギャンブルとしてしか意味がないのだ。
そこで、弥生賞(3月8日、中山競馬場11R、G2、距離2000メートル)。である。3歳クラシックレースを占ううえで重要なトライアルレースだ。
勝つ可能性のある馬は3頭。人気順に、ワーケア、サトノフラッグ、オーソリティ。
弥生賞はオーソリティの単勝で勝負
私はオーソリティ。
理由は、ギャンブルなので、同じ確率なら人気のないほう、オッズの高いほうがいいこと。第2に、ワーケアは前走3着、オーソリティは同じレースを5着で、人気に差がついているが、3着も5着も、負けは負け。ただの善戦であるから、差をつけて評価する必要はない。
第3に、オーソリティの騎手は、初来日の南アフリカ出身のライル・ヒューイットソン。実力者だが、香港競馬で連敗しており、評価が分かれるところだが、海外騎手は2着を狙わず、勝ちに来るので、それに賭けてみたい。単勝。
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