ついにアメリカの巨大バブル崩壊が見えて来た 株価の大乱高下めぐる「6つの鍵」で読み解く

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さて競馬予想である。持ち回り連載を担当しているもうお二方のうち、山崎元氏は「運用者としての馬券」「負けない馬券戦略」である。一方、かんべえ(吉崎達彦)氏は、競馬ファンの「ファンとしての楽しい馬券戦略」であるが、私は行動経済学者としての「学問的な馬券戦略」で臨みたい。

理論として考える以上、また別の意味で私は、競馬はギャンブルではなく、スポーツであると考えている以上、馬券は単勝に限る。スポーツとしての競馬では、1着がすべてであり、勝ち馬は歴史に残り、同時に、勝ちは馬の種牡馬、母馬としての価値を高めるが、2着はほぼ無価値である。ブラッドタイプと呼ばれる血統表での実績としては残らない。だから、勝つことがすべてとして、ホースマンたちは戦っている。だから、勝ち馬の予想は論理的に可能であるが、2着の予想はギャンブルとしてしか意味がないのだ。

そこで、弥生賞(3月8日、中山競馬場11R、G2、距離2000メートル)。である。3歳クラシックレースを占ううえで重要なトライアルレースだ。

勝つ可能性のある馬は3頭。人気順に、ワーケア、サトノフラッグ、オーソリティ。

弥生賞はオーソリティの単勝で勝負

私はオーソリティ。

理由は、ギャンブルなので、同じ確率なら人気のないほう、オッズの高いほうがいいこと。第2に、ワーケアは前走3着、オーソリティは同じレースを5着で、人気に差がついているが、3着も5着も、負けは負け。ただの善戦であるから、差をつけて評価する必要はない。

第3に、オーソリティの騎手は、初来日の南アフリカ出身のライル・ヒューイットソン。実力者だが、香港競馬で連敗しており、評価が分かれるところだが、海外騎手は2着を狙わず、勝ちに来るので、それに賭けてみたい。単勝。

小幡 績 慶応義塾大学大学院教授

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おばた せき / Seki Obata

株主総会やメディアでも積極的に発言する行動派経済学者。専門は行動ファイナンスとコーポレートガバナンス。1992年東京大学経済学部首席卒業、大蔵省(現・財務省)入省、1999年退職。2001~2003年一橋大学経済研究所専任講師。2003年慶應大学大学院経営管理研究学科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授、2023年教授。2001年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。著書に『アフターバブル』(東洋経済新報社)、『GPIF 世界最大の機関投資家』(同)、『すべての経済はバブルに通じる』(光文社新書)、『ネット株の心理学』(MYCOM新書)、『株式投資 最強のサバイバル理論』(共著、洋泉社)などがある。

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