「英語を効率よく学ぶ人」が実践するLINE活用法 「難しい単語帳」は受験の時しか役に立たない
英語漬けの生活を数カ月続け、僕はある考えに確信を持つようになる。それは、「既存の単語帳はいらない」ということだ。
僕は大学受験の際に既存の単語帳を使い、難しい英単語を熱心に覚えた。確かに試験で点数を取るためには役に立ったが、実際に生活で使う単語は「想像以上にシンプル」だったのだ。
自分のバンドのカナダツアーの際、トロントのある駅で、駅員さんに「○○に行きたいのですが、どこで降りればいいですか?」と聞く場面があった。皆さんは、「降りる」を英語で、瞬時に言えるだろうか?
当時の僕は、決して難しくはないはずの「降りる」という単語が出てこなかった。言葉に詰まっていると、駅員さんは僕が言いたいことを察してくれて、こう言った。
実生活に「難しい単語」なんて必要ない
そうか、“get off”という、こんなに簡単な2単語で、「降りる」を表現できるのか。これを機に、「乗り物に乗るときの英語表現」についてインターネットで調べてみた。
「乗る」と言うと“ride”が思い浮かぶが「乗ろうとする動作」には“get on”を使う。では“ride”は何を表すのかというと「乗っている状態」を意味する。また、“catch up with”で「間に合う」を表すことができる。
これらの表現を知った僕は、大学受験用の単語帳で覚えるような難しい単語は、実際の生活ではほとんど出てこないことに気がついた。もちろん知っているに越したことはないのだが、それらは後々レベルが上がってきたら、その都度覚えていけばいい。
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