え?NISAで株を買っても、課税される? 消費増税でも、外食業界は意外にしぶといかも

✎ 1〜 ✎ 35 ✎ 36 ✎ 37 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
大型買収話が持ち上がったファーストリテイリング。その後、話は消えたようだ(撮影:尾形文繁)
ウクライナや中国の不良債権問題がくすぶり続けていることもあり、マーケットはなかなか、リスクを積極的にとろうという雰囲気にはなっていないようだ。
そんな中で、カリスマ投資家の内田衛氏はどんな投資をしていたのだろうか。いつものように、3月に入ってから約2週間分の「株日記」を振り返って見よう。

ウクライナ、北朝鮮、悪材料ばっかりだ…

【3月3日(月)】今日から3月相場スタート! しかし、日経平均は174円安で寄り付き、9時51分には397円安の1万4443円まで下げたが、大引けでは戻して188円安の1万4652円で引けた。ウクライナ情勢緊迫化やビットコイン取引所マウントゴックスの民事再生法申請、北朝鮮ミサイル発射、中国昆明無差別殺傷事件など、悪材料に事欠かない。

ファーストリテイリング(9983)がJ.Crew社に買収案を持ちかけ、J.Crew社側は最大50億ドル(約5100億円)を求め身売りを検討していると報道された。J.Crewは約5年前までレナウン(3606)がライセンス契約で販売していたのだが、2009年1月に撤退している。その数年前、レナウンの株主となって、レナウンの株主セールでこのブランドを知ってから、デパートや原宿にあったJ.Crewの大型店へ行ってカジュアル服を買っていたのを思い出す。

この連載の一覧はコチラ

当時、J.Crewの店員が言うには、比較的単価が安いので、売り上げを上げるのが大変だと言っていた。原宿のいい場所に大型店を出店していたので、高い家賃や人件費を単価の安い服を売って黒字にするには、ビジネスとしては難しかったのだろう。ファーストリテイリングの株価は、430円高の3万5480円。

次ページ相場は、ひねくれ者だ……
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事