「アウディQ8」乗ってわかった大型SUVの実力 車重を感じさせない鋭い走りは本当に楽しい

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モデルバリエーションとしては、標準モデルと、スポーティな「S-line」の設定がある。後者では、ナッパレザーと人工スエードを組み合わせた表皮のスポーツシートや、22インチのリム径のホイールを装着した 285/4022タイヤが装着される(標準でも275/50R20とかなり大径だけれど)。

ぜいたく仕様の広々プレミア空間

コクピットからは、スイッチ類の数がうんと減らされているのも特徴といえる。インフォテイメント系の操作は、ダッシュボード中央部に設けられた10.1インチと、もう1つ8.6インチのモニタースクリーンを使ったタッチ式で行う。

「S-line」用のスポーツシート(写真:LEON編集部)

そのぶん、空間の広々感とともに、レザーやウッドやメタルを使ったコクピットまわりのぜいたくな雰囲気が強調されている。品質感を追究するアウディの姿勢によって、プレミアムSUVとしてほかと遜色のない仕上がりなのだ。

人を乗せたときのもてなし感覚は、さすがプレミアムクラスだ。ドライバーも同乗者も、同時に楽しませてくれるモデルである。

(文:小川フミオ / ライフスタイルジャーナリスト)

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