「アウディQ8」乗ってわかった大型SUVの実力 車重を感じさせない鋭い走りは本当に楽しい

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写真の車両は「S-line」仕様でオプションの22インチホイール装着(写真:LEON編集部)
ここ数年で、SUVの進化が著しい。ランボルギーニウルスに代表されるような、大型かつスーパーなモデルが続々登場している。そして、その本命と目される1台、アウディのQ8はどうなのか? 試乗リポートをお届けしよう。

パーソナルな大型SUV市場に本命登場!?

贅沢なSUVを探しているなら、コレは選択肢として大いにアリでは? アウディが「4ドアのラグジュアリークーペを連想させる」と謳う「アウディQ8」だ。

2019年7月に日本で発表されたSUVのQ8は、5メートルをわずかに切る全長に対して、「アウディQ7」より30ミリ低い全高を持つ。フロントマスクをはじめ、スタイルが印象的だ。自分で運転するクルマというキャラクターが強調されている。

ルーフを下げて見せることでクーペ的なスポーティな印象を強調(写真:LEON編集部)

エンジンは、250kW(340ps)の最高出力と500Nmの最大トルクを発生する3リッターV型6気筒。これに4WDのクワトロシステムが組み合わされている。

車重は2.1トンだけれど、静止から時速100キロに達するまでに要する時間は5.9秒というのも注目点。アウディモデルとしては「A6 3.0 TFSI quattro」の5.7秒に迫る。3L スーパーチャージャー搭載の「Q7 3.0 TFSI quattro」より速い。

本記事はLEON.JPの提供記事です

数字が大きいほうが、ラインナップの上に位置するというアウディのモデル構成からすると、Q8はQ7の上をいく(同じ3リッター搭載モデルで比較するとQ8は1010万円で、Q7は955万円)。

車名に入っている「8」という数字をみても、アウディのスーパースポーツ「R8」や、フラグシップセダン「A8」と通じるものを感じる。アウディを代表する1台という理由はやはり、自分で運転を楽しむ人のためのモデルという位置づけゆえだろう。

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