週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
ビジネス #自動車最前線

「ロッキー/ライズ」実際に乗ってわかった実力 使い勝手は高いが「煮詰め不足」が気になる

6分で読める
2/3 PAGES
3/3 PAGES

エンジンは現状、このクラスでもミニマムといえる1.0リッター3気筒のガソリンターボのみの設定とされた。

むろん、3気筒特有の音や振動などドライブフィールの質感はそれなりではあるものの、1トン少々の車体を走らせるには、十分な動力性能を持つ。

1.0リッターターボエンジンは最高出力72kW(98PS)、最大トルクは140N・m(14.3kg・m)を発生(筆者撮影)

ただし、パワフルであることを強調するような特性で、飛び出し感が強い点が少々気になる。

海外ではこのクラスのコンパクトSUVに4WDを用意していない車種も少なくないのに対し、ロッキー/ライズには、小さくてもSUVであるとのこだわりから、電子制御カップリングを用いた高性能な4WDシステムが与えられている。

足まわりについても、いろいろ新しいチャレンジをしているようだが、現状では操縦安定性や乗り心地の快適性に煮詰めの足りない印象が残る。DNGA第1弾のタントがまずまずの仕上がりだったこともあり、第2弾であるロッキー/ライズにももう少し上を期待していたのだが、粗削りな感があるのは否めない。

2020年のSUV王者になれるか?

全体的にもう少し洗練されることに期待したい気持ちもあるが、このクルマが売れるのはよくわかる。とっつきやすく、現状はガチンコのライバル車も存在しない。これを「待ってました!」という人も少なくないことと思う。

SUVの2019年暦年の販売台数では、「C-HR」を僅差でしのぎ「ヴェゼル」が王座を3年ぶりに奪還した。

2020年は、もちろんロッキー/ライズの姉妹車もしばらく勢いを保ちそうだが、前年の発売から快進撃を続けている「RAV4」や、あるいはそう遠くないうちに出てくると目される新型「ハリアー」がどのような動きを見せるかも興味深いところだ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象