目標達成できない人が使う5つの「残念ワード」

目標が達成できるかは「行動計画」で決まる

まずは、比較的わかりやすい例として、3種類のNGワードを紹介しましょう。

NGワード1:頭で考えることで、行動ではないもの

例……「心がける」「意識する」「考える」「検討する」など

NGワード2:何をするのか、あいまいでわからないもの

例……「徹底する」「管理する」「向上する」「育てる」「発展させる」など

NGワード3:人や状況によって、解釈がブレるもの

例……「努力する」「励む」「踏ん張る」「理解する」など

これらの言葉が使われている行動計画は、定着しません。確実に実践されてかつ継続される行動計画とは、「誰がやっても、同じ行動を行うことになる」くらい明確な言葉で表現されている必要があります。まずは「NGワード1」の例を挙げたうえで、改善例を見てみましょう。

どのように改善すればいいのか

改善前:「明るい職場づくりを意識する」

改善後:「毎週、部内のメンバーに困っていることを聞いてアドバイスをする」

「意識する」は実際の行動ではないので、実践に結び付きません。そのため、「具体的で目に見える行動」にすることが必要です。続いて、「NGワード2」の例です。

改善前:「プログラミングスキルを向上させる」

改善後:「毎日100行のプログラムを書き、不具合がないかテストを行う」

「向上する」と言っても、何をするのかが客観的にわかりません。それどころか、そもそも自分自身でも何をすればいいかがわかっていないことがほとんどなのです。「NGワード3」の例も見てみましょう。

改善前:「スタッフ全員が問題意識を持つように努力する」

改善後:「朝礼でスタッフ全員にお客さまの声を確認させ、問題点を伝える」

同じ言葉でも、人によって思い浮かべる基準はバラバラですし、どのレベルで、どれだけすればいいのかわかりません。そのため、ここでも具体的な基準を決めておくことが必要なのです。

このように、継続は「明確な行動」を示すことによって初めて可能となります。繰り返すように、目標を達成するためには、最初の「行動計画」が肝心です。「NGな行動計画」になるのを避けるには、行動計画の文章を見て、

・周りの人から見て、行動を実践したかどうかがわかるか

・誰がやっても、同じ行動を行うことになるか

の2点でチェックするとよいでしょう。

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