ネガティブ・マインド なぜ「うつ」になる、どう予防する 坂本真士著
うつ病はもはや誰にとっても無縁ではない。過去1年にうつ病になった日本人は47人に1人、これまでの生涯での罹患者は16人に1人という調査もある。うつを発生させる心の働きをネガティブ・マインドと名づけ、その仕組みを社会心理学や認知心理学の知見をもとに明らかにする。
ネガティブ・マインドは推論の誤りによるものも多く、第三者的に考えてみることも大事だ。同時に、気晴らしなどによるストレスへの対処、生理的・心理的な変化を招くことができる運動も効果が大きい。単純に悪者扱いせず、そのポジティブな側面にも光を当て、「20年近くネガティブな心理を研究してきた」学者が、うつにならないための考え方や方法も紹介する。
中公新書 819円
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