ヒルズ 挑戦する都市 森稔著
1959年、父親とともに港区虎ノ門で森ビルを創業した著者は、財閥系不動産会社とは異なる“異端”の手法で、都市再開発を進めてきた。
短期的な資金回収を重視すれば、手に入れた自社の土地だけでペンシルビルを建ててしまったほうが早い。しかし、森ビルは時間をかけて多数の地権者を説得。広大な土地を共同で再開発する手法で街の姿を変えた。最初の広域再開発プロジェクトのアークヒルズは69年に着手し竣工が86年。六本木ヒルズは86年に着手して竣工が2003年と、長大な時間を要している。
森ビルの手法を参考に、超高層ビルと地下空間の活用により、都心部に緑広がる職住接近の「垂直の庭園都市」を展開すべきと説く。
朝日新書 861円
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事