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「つらい」が目立つファンからの感想は狙いどおり?
2020年いっぱいで活動休止する男性5人組のアイドルグループ「嵐」の姿を追うNetflixオリジナルドキュメンタリーシリーズ『ARASHI’s Diary -Voyage-』が2019年12月31日に全世界独占配信されました。
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今後、約1年間にわたって毎月配信が予定されています。Netflix日本発オリジナルのドキュメンタリー作品としてはこれまでにない規模です。話題性十分な作品ですが、注目したい点は「なぜ、嵐×Netflixだったのか」。中身を見ると、その答えが見えてきます。
エピソード数は全20話以上を予定しています。インタビューカットをはじめとする撮り下ろし映像やこれまでのアーカイブ映像などで構成され、活動休止予定日の2020年12月31日までカウントダウンを切った「嵐」の今の姿を映し出していくことが目的。見どころは相葉雅紀、松本潤、二宮和也、大野智、櫻井翔の5人が「どんな想いでその日に向かっているのか」といったところです。
導入部分である第1話は「二十年」のタイトルで、「嵐」の20年間を振り返るところから始まります。また22分のショート映像の中で「嵐」がいかに日本のTOPボーイズグループであることを見せています。1999年のデビュー以降、これまでトータルCDセールス数は約4000万枚以上、コンサート動員数は約1400万人以上といった数字からもそんなことがわかります。
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全体のキャッチフレーズは「なぜ活動を休止するのか。今なにを思っているのか。5人、最後のドキュメンタリー」です。その理由を誰よりも知りたいファンを中心としたツイッター上のコメントをみると、「ありがとう」といった感謝系だけでなく、「つらい」「苦しい」「重い」といった戸惑いをみせた言葉も目立ちます。ネガティブワードとして捉えることもできますが、第1話に対するこうした感想はおそらく狙いどおりでしょう。
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