「国会と予算委員会」今さら聞けない基本の基本 本会議より委員会のほうで議論が白熱する必然
国会って、いつ開かれるの?
日本国憲法の第41条には、こうあります。
「国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である。」
憲法がうたう「三権分立」(国会〈立法権〉・内閣〈行政権〉・裁判所〈司法権〉)のなかでもっとも“偉い”のは、国会なのです。
なぜなら、国会はわたしたち国民が選挙によって選んだ「代表者」によって構成されているからです。
その代表者こそ「国会議員」であり、国会で民意を反映させるべく働いてくれる人のことです。
では、国会の1年間は、どのように運営されているのでしょうか?
現在、国会は1月にはじまり、3月末までに新年度(4月〜翌年3月)の予算を成立させ、6月まで150日間開かれます。これを「通常国会」と呼びます。会期の延長がなければ、その後、国会議員は地元の選挙区に張りついて、支援者への挨拶回りをするなどして、自分の活動をアピールします。
秋には再度、国会が開かれることが多く、10月から12月までのあいだにおよそ2か月間開かれ、通常国会で処理できなかった法案や、追加の予算案などが審議されます。これを「臨時国会」といいます。