お金で長い人生に困らないための大鉄則10選

貯蓄と支出を計画的に、運用は合理的に

(補足)「人間のリスク」を除外する「0.5%ルール」

現実のお金の運用には、株価の変動などに代表される「市場のリスク」に加え、人間から悪影響を受ける「人間のリスク」がある。だが「人間のリスク」は意識的に排除でき、そうすることでメリットがあるそうだ。

『人生にお金はいくら必要か〔増補改訂版〕』(東洋経済新報社)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

ちなみに気をつけるべき代表的な他人は、金融機関の担当者やアドバイザーを名乗りつつ運用商品を販売するような人。そういった人を避けるための行動原則のひとつとして、ここでは「0.5%ルール」が紹介されている。

端的にいえば、「運用商品に対して年間に支払うトータルの手数料が0.5%を超える運用商品・サービス以外に、一切関わらない」という行動ルール。このルールのいいところは、運用手数料が高すぎる商品を除外して手数料コストが節約できること。そして、このルールを守ると「人間のリスク」の源になる人間を相手にしなくてすむことだ。

■自分自身で使いこなせるかどうか

報告書をきっかけとした「お金の管理についてのあれこれ」をざっくりとご紹介したが(もちろん本書ではさらに深い説明がなされている)、要点は次の3つに集約される。

① 「自分の数字」で貯蓄と支出を計画して適切に行うこと
② 資産を計画的に取り崩すこと
③ 金融機関を頼らずに運用を合理的に行うこと

ただしそのためには、それぞれについて、自分自身で使いこなすことができる「方法」を持つことが大切。そこで、本書を役立ててほしいというのだ。

この問題について私たちは、きちんとした、最低限の知識を持っておくことが望ましい。専門的な領域にまでは足を踏み入れられないにしても、“基本”を押さえておくことは必要だ。それは、漠然とした不安を解消することにもつながるだろう。だからこそ、本書を活用したいところだ。

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