「儲けたい」と「モテたい」は焦りが禁物な理由 「下心と恋心」は「遠交近攻」の逆説で考える
空回りするビジネスモデル
異性にモテよう、モテようと思えば思うほど空回りして、モテ期を逃すという経験はありませんでしょうか。
下心が見透かされ、異性にそっぽを向かれてしまうということです。読者の皆さんはそうでなかったにしても、そういうわなに陥った友人の1人や2人はいたかもしれません。
ビジネスモデルについても、同じことが言えます。
儲けよう、儲けようと思えば思うほど、収益が伸び悩むということがしばしばあります。私は、これを「ビジネスモデルのパラドックス」と呼んでいます。すなわち、収益を上げることばかりを気にしていると、かえって顧客にそっぽを向かれて、儲からなくなってしまうという現象です。
なぜ、このようなパラドックスが生まれるのか、学術的にも説明できそうです。ここでは、私が『ゼロからつくるビジネスモデル』のインタビュー取材で聞いた、実務の事例の1つと照らし合わせながら解説していきましょう。



















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