最新版!「連続増益でROEが高い企業」TOP100 1位北の達人、2位UTで、話題のワークマンは?
年末に向けて株式市場が膠着する中、2期連続増益見込みで、ROE(株主資本利益率)が高い企業はどこか――。
2018年に年間で5.7兆円を売り越し、今年に入っても消費増税を嫌い、売り越しを続けた外国人投資家。それが消費増税の影響を見極めたことで、再び買う動きを強めている。10月は1カ月だけで1兆円を超す買い越しとなり、11月に入っても買う姿勢を崩さず、日経平均の2万3000円突破の原動力となった。
その外国人が注目するのがROE。自己資本に対する利益の比率を表し、企業の儲けっぷりを示す指標だ。それも時価総額が1000億円以上、かつ、高ROEの企業が買われる傾向が強い。ただ、高成長の新興ベンチャーでも外国人持株比率は高まっており、今後、時価総額1000億円超えが期待される高成長企業も注目される可能性がある。
北の達人はヒアルロン酸化粧品が大ヒット!
そこで今回、時価総額300億円以上に絞って、ROEの高い銘柄をランキング。本日発売の『会社四季報プロ500』2020年新春号にも同様のランキングを掲載しているが、ここでは今期来期とも増益予想に限定するなど、条件を変えた特別ランキングを掲載する。いずれも外国人買い期待の高いものばかり。プロ500掲載の注目銘柄が数多く並んだので、あわせてご活用いただきたい。
ランキングトップに立ったのが北の達人コーポレーションだ。北海道に本社を置く健康食品会社で、ROEは50%を超す勢い。とくに好業績を牽引するのが、小じわ対策のヒアルロン酸化粧品と粉末オリゴ糖。業績拡大を見せた2017年から2018年4月にかけて、株価が10倍になる急騰劇を見せ、昨年末にいったん調整したが、足元は反発局面にある。
2位に入ったのは製造業派遣大手のUTグループ。この11月に東証1部指定となり、2020年3月期も自動車向けの引き合いが強く、最高益を更新する見通し。こちらも今期ROEが50%を超えてきそうだ。一時伸び悩んだ株価も上向いてきた。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら