「シニアの就活」成功した人が切り替えた視点 若い頃の意識のまま転職活動をする人が多い

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パソナの60歳以上のシニア人材を雇用する「エルダーシャイン(社員、Shine)制度」の新入社員研修の様子(写真:パソナ)
「人生100年時代」といわれる今、定年後も働き続けたいと考える人は少なくないだろう。また、「一億総活躍時代」などともいわれるが、採用する企業側の反応や受け入れ体制はどうなのだろうか。
働くということは、「生活の糧を得る」というだけでなく、「生きがいを得る」という意味でも大きな役割を持つ。定年後の人生や老後を考えるうえでも、シニアの就活市場の現状を知っておいて損はないはずだ。
そこで、人材サービスを提供するパソナやパーソルキャリアに、50代以上のシニアの就活の進め方、成功事例や苦戦した方の傾向などを聞いてみた。

シニアの転職市場は活況?

「2008年のリーマンショック前と比較すると、リーマンショック後は会社が採用に慎重になり、強化したい部門や事業に必要な人脈や知識のある方が求められ、即戦力としての経験も重視されるようになりましたが、昨今は企業の採用意欲が活況で、年齢を問わず求人が増加しています。

リーマンショックの際には事業撤退などでやむなく早期退職を行う企業もありましたが、近年は早期退職者を受け入れた側の会社で、シニアの活躍が広がっています」

パソナ人材紹介事業部門ゼネラルカウンセリング統括部部長の中曽久美子さんはこう話す。

入社式にて辞令の交付を受けているパソナのエルダーシャイン(写真:パソナ)

労働力人口が減っている今、女性とシニアの活用が、国内でできる解決方法の1つだ。企業側もシニアの採用を柔軟に考え、動き出している。

「現在の有効求人倍率は、厚労省から出ているもので1.57倍。これは、転職したい人に対して1.57件の求人があるということです。転職サービス『doda』が出している転職求人倍率では2.52倍となっており、もちろん年齢、職種、スキル、経験、本人の希望によって求人数は変わりますが、比較的、年齢の高い転職希望者は増加傾向にあります」

パーソルキャリア『doda』編集長の大浦征也さんは転職市場の現状を解説する。

例えば55歳で役職定年を迎えた人が65歳まで再雇用され、今まで部下だった人の下で働く。すると年収が下がり、仕事が物足りなくなる。そうなる前に「早いうちに動き出そう」という人は少なくない。

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